ミストルティン / mystletainn

闇属性の片手剣

Atk170 Dex+3
ストーンカースLv.3の無限オートスペル
念属性に+15%のダメージ増加

ASで使う分にはジェムストーンが要らないのだとか
逆に赤ジェム持ってると失敗するとか、様々な噂が飛び交うも真偽は不明
Gvでは石化が強力なので需要はけっこうあるらしい
魔剣製作イベントで入手できる

必要数は各1個で、特に「小さい枝」と「母さんの悪夢」がとっても高価
前者はミストレス、後者はマヤーのドロップ

詳細

北欧神話において最も優雅で、最も慈悲深く、最も美しく、
誰からも愛された光輝なる神バルドルを殺したヤドリギの枝のこと

バルドルは世に存在するあらゆるものから祝福され、
生物・無生物を問わず、何者も彼を害することはできない
そんな彼を唯一殺しうるのがヴァルハラに生えている小さなヤドリギであり
その枝を加工し、尖らせ、磨き上げたのがミストルティン
ロキの姦計により、盲目のホズの手で殺害は成った

多くのファンタジーでは剣として登場し、
光の神を殺害した神殺しの側面からか、魔剣として扱われる
ホズが枝を投げた後、剣に変化したとする描写も見受けられるが
投げる目的で作られた物を、剣とするには無理がある
原典から言えば投げ矢、投槍あたりが正しい

本質としては、ヤドリギの枝で作られた投擲武器といったところ
"ティン"は「杖」を意味し、枝から作られた棒状の物を杖と呼ぶのは自然
そこから転じて「剣」となったとも考えられなくはない

ミストルティンを魔剣として扱うにも違和感がある

ヤドリギは多くの地域で神聖視され、
特にケルトでは樫の木についたヤドリギが信仰の対象にもなった
英語でヤドリギを表す"mistletoe"は、ミストルティンに由来すると言われる
ヤドリギの下にいる少女には誰でもキスして良いという風習もあるし、
英仏ではクリスマスに特別な意味があるとされる

ヤドリギは常緑樹であり、冬に木々の葉が落ちても美しい姿を見せる
このことが特に寒さが厳しい地方では特別な意味を持った、とも考えられる
ヨーロッパでは生命力の象徴であり、癒しを意味し、幸せを運ぶとされる
バルドルを殺しえたのも同種の力を持っていたから、という説すらある

ミストルティンを"魔"たらしめたのは、
穢れなき光の神を殺した、その一点に尽きるのだろう
バルドルの死については、詳細をこちらに記述した
» バルドルの夢、バルドルの死

« brionac | mystletainn | gae bolg »