パルチザン / Partisan

Ro的利用価値 : C -
S2パルチは、何気にレア
入手が難しく、故に価格も高く... クソ重くて威力もない
S2パルチにカードを挿すくらいなら、S2ハルバに挿すべき

詳細

14世紀前後から16世紀まで、
イタリア〜フランスで使われていた長槍です

中央の両刃の根元に2本の刃が付いており、
いわゆるウイングド・スピアーの典型的な例とされます
「斬る・突く」といった機能に特化したポールウェポンですね

ハルバードほど技量を必要とせず、
しかし斬撃において比類なき破壊力を誇ります
刃の部分に殆どの重量が集約されているので、
重く、強力な一撃を見舞う事ができるのです

翼のように突き出した2本の小刃は、
突く際に抜けなくなるほど敵に突き刺さる事態を防ぐとともに、
治癒の難しい裂傷を広範囲に与えます

馬上の敵を引っ掛けて、引き摺り下ろす事もできました

長期に渡って使いつづけられたパルチザンですが、
ランスを持った騎兵の突撃には無力であったようで、
次第に戦場ではパイクが代わりに用いられるようになっていきます

しかしその優美な外観から、
儀礼用として式典などで用いられつづけ、
今日でも欧州の番兵はパルチザンを持って警備に当たっています

「パルチザン」の別の意味

15世紀に農民のゲリラが武器として用いた事から、
武装ゲリラを指して「パルチザン」と呼びます

世間的には武器としてよりも、こちらのほうがメジャーです
一般的にゲリラと同義に使われますが、必ずしも同一ではなく...
ゲリラは戦闘行為を指すのに対し、パルチザンはそのメンバーを指します

パルチザンの戦闘の特色は行動が神出鬼没ということで、
大量殺戮兵器が開発されている現在でも、
各国軍はパルチザンの戦法を研究しています

仏:Partisanは支持者が本義であるが、
軍用語として不正規隊員、遊撃隊員を意味します
タリバーンなんかのイスラム系ゲリラを指すこともあれば、
ナチスに反抗していたレジスタンスを指すこともあります

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