ランス / Lance

Ro的利用価値 : A
最高のAtkを誇る一点をもって、
属性武器として無類の威力を誇ります
属性武器は槍士にとって特に重要なので、
便利というより必須です

店売りランスは、初期の汎用武器として便利

詳細

騎兵による突撃専用の長槍
非常に巨大な武器で、全長は通常で4メートル

細長い三角錐のような形状が典型的とされ、
バンプレート(vamplate)という大きな笠状の鍔が
護拳として付いていたりもします

鎧の脇腹や脛に「ランスレスト」という留め具をつけて固定し、
場合によって空力学的な意味も込めて、先端に旗を取り付けることもある
要は、気休めが求められるほど重いってこと

決して徒歩で扱えるような武器ではありません^^;

戦場に馬が登場して騎兵が出現して以来、
馬上で長い槍を小脇に抱えて突撃する戦法は、広く用いられていました
映画「ロード・オブ・ザ・リング」でも、その戦法は見る事ができます

鞍が発達していなかった時代では
衝突時の衝撃で落馬してしまう事も多かったため、
擦れ違いざまに手を離す、使い捨ての方法が取られたようです

そういった一般に騎兵槍と呼ばれたものが、
中世になって高度に発達した結果... それがランスというわけです

特徴

扱いが非常に難しく、持ち運びも困難。そして騎乗でないと使えない
更に騎馬は十分に訓練された軍馬でなくては役に立たず、
当然ながら乗り手にも馬術の心得が要る

ただし、威力は絶大

その破壊力たるや、バイクとの正面衝突より質が悪い
一般に突き刺す武器である槍は、 勢いと力が増すと、その威力も上がる馬と人間の重量... 合計500kgに及ぶ突撃の威力が、
ランスの切っ先に集約されることになります

当然ながら、人が手に持って突き刺すのとは比べ物にならず、
ランスの一撃を防ぐのは、事実上不可能

まさに一撃必殺であり、
敵陣を切り崩すとともに、敵に与える心理的効果も大きい
したがって、その機動力を活かした攪乱や一撃離脱の戦法が大得意

難を言えば、敵味方入り混じった混戦には不向きであったり、
パイクのような、ロング・スピアーによる槍衾に弱かったり、
飛び道具の格好の的になることが挙げられます

ランスのイメージ

ランスは、中世から近代までほぼ欧州全域で使われていた
欧州における花形武器です

絶大な破壊力と見た目の華やかさから
とても長い間に渡って使い続けられていた武器で、
かのナポレオンもランスを用いた騎兵突撃で多くの戦果を挙げています 

平時に騎士たちの間で流行していたトーナメントでは、
゛ジョースト゛と呼ばれる馬上槍試合が最大の催し物でした
娯楽にも貢献した武器ということです

また、もともと騎士の武器であるランスには神聖なイメージでもあるのか、
「魔を払う武器」として扱われる事も多いようです

Roのランスは変です

史実に沿うにしては、小さすぎるのです
徒歩でも軽々と使用しているので、「オクスタン」が近いのかな

これはスピアとランスの中間に当たる武器で、
広い穂先と手にもって扱いやすいサイズを兼ね備え、
騎兵突撃にも耐えられるだけの頑丈な柄を持った、騎兵槍です

グラフィックを見る限りでは...
妙にサイズが小さいだけで、まんまランスですがね^^;
せめて太くするか、長くしてもらいたいものです

ちなみにゲーム中の説明画像では、
下側が鉤状の刃になっているようにも見えますが、それが護拳でしょう
クルセでは判りづらいですが、剣士だと護拳部分をはっきり確認できます
妙なとこで細かいですね

ランスと刃

ランスには通常、刃は付いていない ...てか必要ない
衝撃だけで分厚いプレートメイルを貫通できるのがランス・チャージであり、
どちらかというと求められるのは「頑丈さ」

むしろ刃を付けると表面積が広くなり、威力を損なったりもする
ランスはあくまで馬での突撃に特化した武器なので、
薙ぎ払ったりする武器ではない

というか、ポールウェポンでさえ比べるのが馬鹿馬鹿しくなる重量と
巨大さを誇るので、人間に振り回すのは無理です

木材や薄い鋼などの壊れやすい材料で作られた、
ブールドナスという訓練用のランスもあり... 画像を見る限りでは、
こちらのほうが近い感じ ...むぅ

というか、もっと太くして欲しいですね?
ランスが一番短く見えるのは、ちょっと納得できません

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