トライデント / Trident
- Ro的利用価値 : A+
- Atk150にS3という、破格の性能をもつ
単純に攻撃力という面では、間違いなく最強
盾の性能により、終盤ではパイクにやや負けるものの、
それは総合性能であり、威力的には常に最強を誇る
槍クルセのカード武器は、これ一択だろう
とりわけ素晴らしいのは、その重量性能
なんとランスの半分にも満たず、低Str/高Agi向きと言えるだろう
産出量が少なく、稀少かつ非常に高価
カード挿しを過剰してクホるより、市場に循環させて欲しいと常に思う
詳細
平行、もしくはそれに近い角度で3つの鉾先が付いた三つ又槍
ギリシャ神話の海神・ポセイドン(英読みでネプチューン)の象徴でもある
魚を捕るための狩猟道具が起源とされ、
突起が1つよりも3つのほうが命中率が↑だろうというのがコンセプト
もとは魚を捕るための狩猟道具が始まりで、
干草を扱う為の農具としても、世界各地で使われています
正確には、干草を掬いやすいように反りがあるものは「フォーク」と言います
史実
期限は古く、トライデントの鉾先には
当初鹿の角が用いられていたと考えられています
最も原始的な武器の一つであり、
スピアーと同時期に考案されていたと考えられています
軍隊に正式な武器として採用された事は一度もありませんが、
ローマの剣闘士(グラディエーター)が扱っていた経歴もあります
レティアリウス("網を投げる人"の意)と呼ばれた剣闘士達
彼らが使用していたのが「フュスキーナ」と呼ばれるトライデントの一種です彼らは左手に網を持ち、漁師のように敵を捕らえた後、
トライデントでしとめる、という戦い方をしていました
また同じ頃、ガレー船同士の戦いで使用されたりもしていたようです
元が元だけに、船乗りたちには身近な武器であったということでしょうね
農民やゲリラの武装としても用いられていたようです
ポセイドンのトライデント
さて、一般にトライデントと言うと
ギリシャの海神:ポセイドンが思い浮かぶ人も多いでしょう
彼が使っていた槍もトライデント
ポセイドンは天空の神:ゼウスの兄で、
冥界の神:ハデスを加えた三兄弟で世界を治めています
ギリシャの最高神はゼウスとされていますが、
ポセイドンは独立心の強い神で、
天界はゼウス、冥界はハデスのものだから、
地上界は誰のものでもあるまい
...と、事あるごとにゼウスと対立しています
智よりも、力と勇気・決断を重視する神で、荒々しい海の性質、
または海に生きる男たちの性質を表しているとされています
しかし元々は馬の神だったようで、
漁師と共通する道具としてトライデントが選ばれた、という意見もあります
ポセイドンのトライデントには、彼の神格の全てが込められています
つまり、嵐や津波、洪水や風という海の力です
彼がトライデントを一振りすれば、その力は嵐や津波を引き起こし、
その神威を轟かしたと言われています
また、人の精神に作用する力もあるらしく...
有名なトロイ戦争では兵士たちの頭にトライデントで触れ、
勇気を奮い立たせたと言う謂れもあります
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