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  1. 特徴
  2. 育成 (転職まで)
  3. 育成 (転職後)
  4. タイプ別考察
  5. Agi-Vit ゛壁特化゛
  6. バランス型は弱い?

特徴

良く言えば万能。大抵のことは卒なくこなす
悪く言えば半端。何事も極めた者には敵わない

バランス型を一言で表すのは難しい。特化全盛の課金前までは、Agi/Vit両方にちょっとでも振ってればバランスでした。主食と定めた敵の95%回避さえ達成すれば、後はVitに振ったほうが効率的。そういう思想の元に「目的に合わせて最適化する」という概念が生じた。これがバランス型の語源。

必要なステータスを見極め、最適な形に調節する。複雑な要素・要因を加味し、吟味し、磨き上げ、調律する。それはどこか匠の技にも似て、過程を楽しむ頭脳派を虜にする。危ういタイトロープに挑み、常に最善のバランスを模索するからこそ、それらの作品は「バランス型」と呼ばれました。

その後、Mobの強化が進むにつれて「剣士系では避けきれない敵」はVitで耐える、という対策が認知されます。ほどなくしてVitの効果が向上し、ステータスの均質化が加速する。現在ではAgi/Vitの両方に振ることは、さして珍しくもないですね。

そういったなかで、どういったパターンをバランス型と呼ぶか? バランス型を自認する者のなかでも意見が分かれ、定かではないのですが、ひとつだけ言えるのは、通常よりもAgiとVitの両立を重視している、ということです。

それは避けるには足らず、耐えるには心許ない。しかし両者が両立しているからこそ、防御たりえることができる。そして偏りが少ないからこそ、それがどんな場所でも安定して過ごすことができる。

何者でもあり、何者でもない。
なんともあやふやですが、そういうものなのでしょう。

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育成 (転職まで)

初期からバランスとして育てると、必ず破綻する
まずはVitかAgiかStrか... どちらにせよ特化から移行する形を執ること

まず特化型として育て始めるため、ここにおいて特筆すべきことありません。 詳細は各々のステータス・タイプの育成を参考にし、その選択は資金・装備と相談しましょう。

当然ながらAgi先行型のほうが殲滅力に直結するため、成長は早いです。 ...が、Agiの振り過ぎはバランス型しては首を絞める形となりますので、多くとも70ほどに抑え、誘惑に耐えることが大切です。

資金が心許ないなら、Vit先行で始めると良いでしょう。
成長は遅いですが安定しており、必要装備の下限も低いです。

初期〜中期の防御力の弱さはバランス型の宿業ですが、それを割り切れるならStr型として始めてしまうのも一つの道です。しかし、やはりStrに振り切ることはバランスとしては望ましくなく、バランス型を貫くなら、防御が完成するまで辛い時期が長くなるでしょう。

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育成 (転職後)

バランス型の定義は難しいけど、完成に時間が掛かるという一点においては共通しています。それも半端ではなく。多少なりとも楽になるのは80台になってから。強さを実感するのは90台になってからになるでしょう。ある意味で、PCの根気と忍耐こそが最もバランス型に求められる適性と言えます。

なんとかバランスと表せる例。既に90台に突入しようとしています。防御はなんとか楽になってきたけど、当然ながら殲滅力が足りません。ここからStr90にすると、Lv.93。ここまで来てやっと完成してきたと言えます。

バランスは5〜8割回避で満足し、後は当たるに任せるスタイル。したがってAgi60〜80、Vit60〜80、Str80〜90辺りが選択肢となるでしょう。Dexもできれば50は欲しい ...が、そこまで余裕がないのが現実です。

他型より防御にポイントを取られるため、Strは低めにならざるを得ません。最低でもStr80は確保しておきたいが、Str100にするくらいならIntを上げてスキルに頼ったほうが成長は早いでしょうね。その点では、防御主体の型という見方もできるので、殲滅に主体を置くStr型の対極に位置していると言えなくもないです。

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_タイプ別考察

正直、バランス型にタイプという より詳細な分類は当てはまらない。そもそも既に「何者でもない」側面をもつのがバランス型であり、故に微妙な差異や明らかな性能差があったとしてもハッキリとしたタイプ分けには至らない。

敢えて上げるなら、Vit寄りかAgi寄りかといった区分が可能ですが、Vitが少量で効果があるステータスである以上、Vit>AgiはVit型に見えてしまう。

Agiに回避の効果が期待できるのは60↑からであることも考慮すると、最終的にバランス型はAgi>Vit、あるいはAgi = Vitになります。よってAgi/Vit寄りという区分は育成過程にのみ顕れるもの、となります。

このことから逆説的に「Agi/Vitが共に60↑」をバランスと定義できたなら、 バランス型が防御主体である、という側面も相まってAgi-Vit型もバランス型の範疇に含むことができるでしょう。

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Agi-Vit ゛壁特化゛

自らの攻撃力は皆無に近く、ひたすら耐え忍ぶだけの型
壁としての能力だけなら一級品

ソロで育て上げることは、無理を通り越して無謀。いくら堅牢でも、いざと言うときの爆発力すらない壁はPT戦でも正直微妙。

この例は極端に感じるかもしれないけど、本気で目指す人はもっと極端なものなのです。盾持ちが前提な槍騎士にとって向いているタイプだと言えなくもないですが、Gvで極Vit騎士を落とすことがそもそも不可能に近いことを考えれば壁としての能力自体が過剰であり、少人数PTでの立ち回りも限られるため、 実用性は皆無であると言わざるを得ないです。

それでも一部の人の心の琴線に甚く触れるようで、目指す人はそれなりに居ます ...が、最近はいよいよ淘汰されたのか、少なくとも普通にプレイしている限りは、まったく見ることはないです。

とはいえ、ちょっと削るだけでずいぶん違う。

どう見てもAgi-Vitですが、かなりバランスっぽくなった。避けて耐えて状態異常にかからない騎士。殴ってる間にHPRもばっちり。絶大なる生存能力とそこそこの爆発力。これはこれで一つの極地。

効率は良いとは言えないけど、ソロは十分可能。
難点は装備に金が掛かることだそうな 。(槍士登録所より)

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バランス型は弱い?

いえいえ、そんなことはありません
極めたバランス型は、何処に出しても恥ずかしくない活躍を見せます

ただ、そこに至る長く険しい道のりが弱いと思わせてしまうだけのこと。とりあえず、Base90未満で「バランスは弱い」と嘆くのは的外れ。未完の状態で弱いのは、どの型でも同じです。

完成すれば狩りもGvも問題ないし、PT戦の要として立派に活躍できます。BOSS狩りだって無理じゃない。ただ、専用に育て上げた特化型には各方面で一歩譲ると、それだけの話。

目指すのは、浅く広くか、深く鋭くか。専門家に敵わないのは、どんな型でも同じこと。ひとつだけ確かなことがあります。それは、専門特化を捨てた代償として「できること」は確実に多くなった、ということです。

最強にはなりえない。けど、最優にはなりえる。
そのことをどう受け止めるかは各人の采配でしょうね。

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