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Lv.99/両手騎士の前提でステータス型の変遷を紹介します

  1. β時代
  2. 課金後 (GH実装)
  3. コモド後
  4. 現在
  5. カンストの是非
  6. ステ振りで大切なこと

β時代

Agi-Str型
Str 90 Agi 99 Vit 1 Int 1 Dex 36 Luk 1

StrとAgiの二極。β2までに最も普及した、ステレオタイプな量産型です。

当時としては、最も効率的なステータスでした。現在ほど高Flee/高Hitな敵は存在しなかったため、囲まれてもすいすい避けてました。剣速と高火力を両立し、殲滅力を追求した最適化です。課金後からはグラストヘイム(GH)実装され、当たらない敵が増えてきます。

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課金後 (GH実装)

Agi-Str型 (Luk風味)
Str 85 Agi 99 Vit 1 Int 1 Dex 36 Luk 21

高Fleeの敵に対処する為にLukが重要になってきます。当時のクリティカル(Cri)は現在のように敵Lukで減殺されたりはしなかったため、Criは敵を選ばず確率発動してました。特化武器のダメージ向上にもなり、一石二鳥。DexでHitを上げるより効率が良かったのですね。そしてピラ2が大混雑。CRI全盛の時代。

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コモド後

Agi-Str型 (バランス気味)
Str 82 Agi 91 Vit 30 Int 12 Dex 45 Luk 6

コレが標準だと言うつもりは無いですが、説明しやすいので取り上げます。

敵LukによるCri減算が実装。これにより騎士がLukに振るメリットは、ほぼ0になりました。BOSS強化で即死しないだけのHp... つまりVitが必要になってきて、これまでLukに頼っていた命中対策がDexにシフトします。微Lukは未練の証。反面でSp回復公式の変更と増速Potの実装で、槍騎士にとっては格段に楽になる。槍騎士を中心として、コストパフォーマンスの高いIntが見直されてきます。

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現在

その後、ステータスの均質化が進んできます。
実装の順番は、亀 → ジュノー → 天津 → 崑崙 → ウンバラ → ニブル。

課金やコモドほど大きな変更はありませんでしたが、敵が強力になるにつれて、半端なAgiよりVitが注目されてきます。この傾向は、特に状態異常耐性にVitが関わるようになってから顕著です。

自由度が高くなったとも言えます

コモド以後、スキルを実質使い放題になったおかげで、Str100さえ確保すれば後はどう育ててもそれなりに強くはなります。したがってステータスに"幅"が生まれ、多種多様の育成型が出現。目的に応じて各要素の比重を決定する事が重要になってきて、単なるAgi/Vit型とバランス型の境界線が曖昧になり、 一概にタイプ分類できなくなってきてますね。特にVitが絡むと複雑です。

判りやすく言ってしまうと、現在のAgiやVitにちょっと振った型は、βならバランス型なのです。思えば様変わりしたものです... 敵は格段に強くなりましたし、ステータスは「なんでもあり」ですね。自キャラのステータスを紹介するにも一苦労ですよ。

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_カンストの是非

上記3種のタイプは、いずれもLv.99時点でステータスポイントを全て使い切ってます。余りは"0"です。比較してみれば判りますが、90↑のステータスを切り崩す事で、かなり余裕が生まれることが判ります。具体的には、91→99の必要ポイントで、1→25にする事ができます。これはVitやIntなど、少量で効果を発揮するステータスでは大きな意味を持ちます。

Mobの高Flee/高Hit化は、ますます加速しつつあり、ステータス・タイプは、どんどん多様化/複雑化しています。現在では、Agi99/95%回避で通常攻撃を中心とするよりも、Agi80/回避7割でスキル攻撃のほうが効率が良いことが多いです。

ステータス限界の強さは目を見張るものがありますが、それだけでは厳しくなってきたこともまた、確かなことです。純粋にステータス効率を考えると"一般的に"カンストは望ましくありません。もちろん時代の流れに迎合しろという訳ではなく... カンストしたいと思った時、そのポイントで何ができるかを考え、両者を天秤にかけて、じっくり考えることは重要だということです。

カンスト
カウンターストップの略。ステータスが99になり、もうこれ以上ポイントを振れない状態を指します

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ステ振りで大切なこと

ここまで来て、一番大切なことって何だと思います?
それは、パッチ一つで立場が激変するってことです。

MMORPGはコンシューマ(家庭用ゲーム)とは違います。解答は一つではなく、状況は常に流転し、強弱は脆いもの。故にステ振りを考える際には、状況を限定する必要があります。あるいは、明確な目的意識を持つことです。

Gv向けステであったり、BOSS向けだったり、通常狩りのみの形だったり、ソロだったり、相方がいたり、プレイスタイルでも色々考えられるでしょうね。譲れない拘りを持って、ネタと言われて猛進するのもアリです。

冒頭の3つのステータス・タイプのうち、2つはかつて無類の強さを誇ったステ構成。今でも弱くはありませんが、場所を選ぶ必要があります。これらは「強さは固定ではない」ということの良い証明でもあるでしょう。定期的に行われる仕様変更で世界が一変し、昨日最強を誇ったキャラが明日にはダメダメになる... というのも普通にありえる話です。

なので、一つのキャラを長く続けようと思ったら、「今は弱くても、俺は好きだから続けるんだ〜」とか「俺は○○がやりたいから、こうなんだ〜」って気持ちが大切です。目的がしっかりしてればアドバイスもしやすいし、話題にもなるでしょう。突然の弱体化にも、メゲずにやっていくことができます。

RPGは「ロール・プレイ」です。自分の役割(role)を演じる(play)ことです。MMORPGはそれに特化したゲームの筈。さて、貴方はどんな槍遣いですか?