思うに、コーダーには2種類ある

Tuesday, Apr 18, 2006 - 02:23 +09:00

こんなの作ってみた。

ざっくり纏めると、コーダーには経験を積むための「"繋ぎ"としてのHTMLコーダー」と、CSSの台頭につれて重要度が増してきた「専門職としてのHTMLコーダー」の2種類がある、と。HTMLを基礎としてデザイナやプログラマへとキャリアアップするか、周辺技術すらも糧としてコーディングを究めるか、の違いですね。

HTMLは習得が容易で、デザインからシステムへの中間に位置しており、突き抜けたセンスよりも積み重ねた知識や経験が大事。なもんで手が出しやすく、Webの入り口としてはもってこいな訳です。とはいえ専門にするほど突き詰めたHTMLは芸術性とは違う意味である種の"資質"を必要とし、ある一線を越えたHTMLコーダーは意外と貴重だったりもします。

見た目を優先しがちなデザイナは意味や構造を軽んじる傾向があり、エラーログの出ないブラウザバグにプログラマは苛々する。好き好んで「HTMLを究めよう」て人はマイノリティには違いないし、そんなコーダーの中でもW3Cの理想とWeb制作の現実に巧く折り合いを付けられない人は、いっぱい居る。制作者としての割切りと、編集者としての統合力と、どこか職人然とした飽くなき探究心が重要です。

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2 Comments

1. $_ =~ s//*/sig; / April 21, 2006 at 05:49

「専門職としてのHTMLコーダ」の人達であろうと周辺技術を経験・習得することでそれらと融合したコーディングが可能になることに疑いの余地は無い。
'繋ぎ'であろうと'専門'であろうと全てのコーダに対して是非とも周辺技術を体験してもらいたいと僕は思う。
そして周辺技術を専門とする人にもコーディングを。
システムとの融合性の高いコーディング、コーディングとの融合性の高いシステム...
全ての役割の人間が互いのこと理解し合い思いやった工夫を凝らしたとき、その喜びは全ての人間のものとなり、喜びの共有こそ最大の喜びであると僕は信じる。
sigさんの益々の発展に期待しています!

2. Sig. / April 24, 2006 at 03:49

恐縮です。なんだかスパムっぽいけど微妙に正規表現だったりするニッチな名前ですね!
とりあえず「システムとの融合性」は、現在のテーマですわ。こういうのこそ、自分でもある程度システム組めるようになってないと理解し辛い典型ですからね~。今後の発展に期待しててくださいm(__)m

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