John Pizarelli / I'm Hip
Monday, Aug 01, 2005 - 03:33 +09:00
「Jazzボーカルで誰が好きか？」と訊かれたら、真っ先に出てくるのがこの人。ジョン・ピザレリ。
米ニュージャージー州出身。ジャズ・ギタリストにしてシンガー。テクニックも凄いけど、特筆すべきはその歌唱力。優しく、穏やかに、のびやかに。特にアップテンポな曲を歌わせた時の歯切れの良さは素晴らしい！ 聞いていて「本当にJazzが好きなんだな～」と思わず笑みがこぼれる弾き語りの名士です。スタンダードを軽快にアレンジさせたら、右に出るものはいないと思う。
今作「I'm Hip」は長らく入手困難だった'83年の1stアルバムの復刻版。一流のジャズ・ギタリストである親父さんのバッキーと一緒にやってます。もう、ほんとに楽しそうでGoodですよ！ 親父さんは息子にジャズのテクニックじゃなくて面白さを伝えたんでしょうね。きっとそうです。そうでなきゃこんな伸びやかなボーカルはできませんよぉ。歌が巧いだけじゃないってことをビシビシ感じさせてくれます。
ピザレリ親子はよく一緒に仕事をしていて、親子関係の暖かさ、幸せ、楽しさがじわじわと伝わってきます。姉もジャズ・ギタリスト。弟のマーティンはベーシストとしてレギュラー出演。これだけアットホームなアーティストも珍しいです。今作ではジョンのギターは控えめだけど、1曲目「Route66」の刻みはすっごい良い感じです。親父も7弦ギターの使い手なので、2人揃った時は面白いですよ。なんたって14弦です。
オススメはなんといっても6曲目「I Like Jersey Best」。軽快かつノスタルジックなボーカルの極み。4分15秒という聴き応えのあるボリューム。これより良いJazzソングって、そうないですよ？ イチオシです。
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2 Comments
- 1. 白 / August 01, 2005 at 20:25
さすが良い趣味してらっしゃるっ
|´ω`)探して聴いてみようっ
というかトラックバックもらうとは思ってませんでした・・
不覚ッ。
お仕事も楽しいとは言いつつも大変な事もあるはず。
根を詰めすぎないよう頑張ってください～っ。ではまた|・)ﾉｼ
- 2. Sig. / August 02, 2005 at 00:20
反応thx！ あぁ、コメントも久しぶり（ぁ
ピザレリのアルバムはどれも素晴らしいのですが、時間に余裕があるときに本でも読みながらまったり聞くのをオススメします。ロックやポップスみたいにぐいぐい引っ張っていくというよりは、気持ちを穏やかにしてくれる曲。思わず口ずさみたくなる曲。そんな感じです。ノリも良いけどね！
仕事のほうは、まぁ... 楽しくて仕方ないのですが、所詮バイトの身っていうのが不安材料ではありますね。「このままではいけない」っていう危機感が常にあります。もっとも、たとえ正社員になれたとしても忘れてはならない気持ちです。Let's positive thinking！ ピザレリよ、俺を癒せっ！
（Travelling down the Turnpike～♪）
... 癒されましたw（ぉ
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