中国 : 南京大虐殺
Tuesday, Aug 10, 2004 - 01:05 +09:00
南京大虐殺について、です。
Sig.がこの事件に興味を持ったのは、いつだったか帰省した時に、叔父の話を聞いたから。小学校の校長をしている叔父は話も面白くて大好きなんですが、ある時、話しの流れで「南京大虐殺はデマだ」と言っていたのが凄く印象に残っています。南京の住民は20万人だが、中国が報じる犠牲者は30万人なのだそうな。
これは「えぇっ!?」と思いましたね。叔父の話は話半分くらいで聞いとくのが良いのですが、この時は割と真剣だったので印象に残ってます。
概要
南京大虐殺は、日中戦争の初期(1937年)に旧日本軍が中国軍捕虜や一般市民を、不法に虐殺したとされる事件です。中国の首都:南京市を占領した後、二ヶ月ほど続いたと言われています。
この事件の背景としては、南京以前にも旧日本軍は杭州・上海・蘇州・無錫・嘉興... ほか多数の場所で、略奪や虐殺を続けていたことがあるとされています。関係者の資料から、進軍中にそれらが常態化していたと思われます。
この事件は主に軍人や外交官の間で伝わっており、民衆の間でも軍地からの手紙と言う形で広まりました。国外だと、New York Times誌などでも報じられたそうです。在留していたジャーナリストは占領後しばらくして脱出したため、事件の全容が報じられたわけではありませんが... 殺人・略奪・強姦など、事件初期の日本軍による犯罪行為はリアルタイムで伝えられました。
ただ南京大虐殺そのものについては、その規模や事実自体の是非について論争が続いています。
1989年の天安門事件以降、中国共産党政権がによる反日愛国教育の材料として喧伝されることが多くなり、中国の主張する犠牲者数が年々増加するという異常な事態に発展するに至り、事件の信憑性に対して疑問の声が強くなってきています。
論争
南京大虐殺に関する"論争"は、日本軍が犯したとされる虐殺の規模が焦点になることが多いです。中国側は犠牲者を30万人↑と報じ、日本の歴史学会では10数万人↑が最も有力。とあるベストセラーでは4万人前後だし、1万数千人↓とする人もいます。世界的に支持されているのは10数万人説。
南京の人口は20万人(陥落時)とも言われていますが、戦争による難民も居るだろうし、中国側の主張では軍人の犠牲者を含めている節もある。地理的範囲という点でも諸説あり、はっきりした数は判っていません。事件自体の期間・範囲をはじめとして、支給された弾薬の量からの物理的不可能性、虐殺の解釈、資料自体の信頼性やレイプ立証の困難さなど、論争の材料は数多あります。
結論
1万数千人↓という否定説は大衆受けしやすいですが、恣意的で学術的に問題も多いため、識者たちには受け入れられていません。論争が一段落した現在としては、南京事件の有無を問うこと自体は意味のないことだとされています。むしろ「なぜ大衆は非学術的な言述を信用するのか」と、心理学的に...
要するに、「詳しい事は判らない、だけど在ったのは確か」
規模はどうあれ実際にあったことは確かであり、補償問題は頻繁に起こります。機会があれば、"補償"についても調べてみようかな~、と
参考 : ウィキペディア(南京大虐殺)
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