聞く技術が難しい理由
Wednesday, Apr 05, 2006 - 02:01 +09:00
主に大脳生理学的な理由から...
- 人間は聞く能力の1/4しか使っていない
- 記憶は1/10だけしか残らない
- 8時間以内に50%も忘れる
- 切欠が無ければ、95%が消えてなくなる
- ところが、自分では忘れっぽいとは思っていない
...ということらしい。
関連してビジネスマンの行動を時間軸で調査・分析したデータを紹介。
- 1日4時間は聞くことで消費している
- 耳に入るのは2時間ほどしかない。
- しっかり聞いているのは1時間ほどしかない
- 理解するのは30分しかない
- 信じるのは15分以下である
- 覚えているのは8分以下である
人間の記憶力ほど当てにならないものはない。
記憶していても、モノにできることは少ない。
Sig.なんかは、結果だけ覚えてプロセスをごっそり忘れちゃいますから、知識はついても説明できなかったりします。Aという結果に辿りつくにはBという理由とCという過程があった筈なのに、Aしか覚えてないから突っ込まれたら反論できずに流されちゃう訳です。Aという結論自体は正しいのにね。
それはさすがに勿体無い。ということで、特に仕事では付箋紙やメモを贅沢に使います ...が、それだけではどうにも足りない。書いてるだけで満足してるようじゃ所詮三流さ~、などと思ったり思わなかったり。
参照 : 中島孝志 『伝える技術 わからせる技術』
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2 Comments
- 1. うらら / April 05, 2006 at 23:18
なるほど、まだ大学という所に居た頃
The Reflective Practitioner: How Professionals Think in Action Donald A. Schon
という本をやった。まぁ様は、
専門家はどの様に思考しているかという命題に、旧来の「技術的合理性」を基礎とする「技術的熟練者」(technical expert)に対比して、「活動過程における省察」を基礎とする「反省的実践家」(reflective practitioner)という専門家像について書かれたものなんだけど。やはり何においても専門家はその作業工程の中でなんだかの反省を繰り返して自分に突きつけていると感じるんだなぁ
だから、メモをとる事からでも反省的な態度を取れるsigの行動はなかなか・・・。俺は、まだまだだぁ
- 2. Sig. / April 06, 2006 at 04:19
う~ん、反省か... そう言われてみると、あんまそういう意識は無いような。起きた事を省みるというよりは、その時々の感想を「忘れないようにする」という感じ。失敗を思い返すんじゃなくて、教訓を刻んで... というとカッコつけすぎか。
あ、そっか。
だから経過を忘れるんだ(ぉ
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