Web業界体験記 (第9~11週)
Saturday, Aug 13, 2005 - 03:29 +09:00
この業界で仕事してると、「職業は?」と訊かれたときが一番困ります。
同じWeb系なら「コーダーです」と答えれば万事問題なく、IT系なら「Webデザイナー」で通じます。PC触る業種の人とか、ちょっと詳しい人でもギリギリ通じるでしょう。それがダメでも「Webサイトを作る仕事です」と加えれば、大抵はわかってくれるものです。しかし、そもそも「ホームページ」も知らない人に伝えるには、どうするか。
帰省したときに困っただけですがね(汗) というかウチの親も息子が何やってるのかイマイチ理解してなかったりします。「企業とか個人から依頼を受けて、インターネットのホームページを作る仕事だよ」という説明では、どうにも伝えきれないみたい。伝わっても「実際にどんなことするの?」とか訊かれるとお手上げです。「デザイナが描いた絵をもとに実際にWebページに起こす」と言ったところで「どうやって」って質問には答えられないんですよね。
そこら辺が、今の限界。「インターネット」や「ホームページ」を知っているからといって理解できるものではないらしい。しかしこの業界、説明力が大切です。
ま~職業としての「Webデザイナー」の立場は、業界内でも曖昧です。デザイナーがコーディングもするのは珍しいことじゃないし、システムもデザインもできるコーダーは実際にウチにいます。FlashクリエイターやHTMLがかろうじて解る程度のADをWebデザイナーに含めるか、という考えも十人十色。さらに一般的に「デザイナー」という言葉から連想するほど、実際のWeb制作現場ではデザイン力を求められる訳ではない。あるにこしたことはないけど。
つ~ことは結局、「PCはインターネットというネットワークで外部と繋がっていてインターネットはネットワークのネットワークでインターネット中のテキストとテキストを結びつける仕組みがWWWというハイパーテキストシステムでHTMLというのはWWW上で情報を発信するための文書構造を定義する言語で俺はこれを使ってWebサイトを書き上げてるんだよ。そうそうWWWは単にWebと呼ばれることが多くてホームページはWebサイトと同一ではなくWebサイトのトップページがホームページと呼ばれるんだよ」 ...みたいなことを延々と説明しなければならないんだろうか。
文字で書くのはともかくとして、こんなんそらでは出てこないよっ。
まだまだ修行が足りんな... orz
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